Prottがレプリでのレビュー側でもログインなしでコメントを残せるようになった
盆明け早々から、プロトタイプデザイナーには朗報です。
国産のプロトタイプ作成サービスとして、大御所の『Prott』が、今回のアップデートで、 Viewerアプリより、ユーザーログインなしでコメントフィードバックができるようになりました。
どこらへんがすごい?
URLを共有された、レビュー側はPrott Viewer for iOS / Androidでプレビューしているプロジェクトのスクリーンに、 ログインなしでプロトタイプを確認し、コメントフィードバックができます。
クライアントメインの承認行程や、ウォーターフォール式のワークフローでは、 プライバシー周りを気にされたり、
「確認者に、わざわざログインさせる方法取るんじゃなねえよ、面倒くさいし使い方わかんねえよ」
…と怒られがちでしたが、このアップデートによって、サービス活用による、評価・承認のフローが組織やチームとして導入しやすくなったと考えられます。
レビュー側の物理的なタッチポイントと、精神的な煩わしさを少なくすることで、迅速に、より良いフィードバックをもらうことができます。 操作性の煩わしさ(ストレス)によって、飛び火して評価側の心象を悪くし、通る提案も通らなくなるなんてこともしばしば。 どれだけ冷静な判断ができる、聡明なレビュアーでも、結局は人間です。
ログインの有り無しとか、作る側からしてみれば、「そんくらいやってくれよ」って思いますけど、 そういうタッチポイントの加減は、気持ちのよいフィードバックもらう上で重要なファクターなんですね。
他のサービスと『Prott』の比較
要件定義〜デザイン作成のあたりでは、近年でわりと新しいツールがバンバンリリースされています。新しいツールを取り入れると、チームやそれを間接的に利用することになるレビュー側の学習コストが増えるので、闇雲にツールを使い出すのは嫌われます。
『Prott』は「日本語完全対応」「国産」と言う点で、リテラシーの低いクライアントやプロトタイプの前提の開発経験が浅いチームでも、ツールとして安心して取り入れやすいです。
プロトタイプ作成でデザイナーが大切にすべきこと
今回は『Prott』を紹介しましたが、このようなアップデートは、当然ながらInvisionや他のサービスでも同様の機能強化が、日々目まぐるしく機能改善のサイクルを繰り返されています。 正直この流れはどうでもよくて、手段(ツール)はコダワリすぎず、ペーパープロトタイプでもなんでもいいので、ケースバイケースでチョイスし、デザインを評価する側の立場で考え、最適なロケーション、コンディション、タイミングでレビューができる状態を作り出すことが大切なのではないでしょうか?